セブンカード・プラスとは、株式会社セブン・カードサービスが発行するクレジットカードの一つです。
このカードの最大の特徴は、電子マネー「nanaco」が一体型となっていることで、セブン&アイグループのお店だけでなく、全国約944,000店で利用可能です。また、nanacoにチャージするだけでもポイントが付与されます。ここからは、そのメリットと日常的な活用方法について詳しく解説していきます。
セブンカード・プラスの年会費
セブンカード・プラスの大きなメリットとして、その年会費の無償性が挙げられます。2020年1月10日以降、年会費は永年無料となりました。
これは、カードの所有コストがゼロであることを意味します。この特長は、カードを持つだけでも手間や費用のかからない利点となります。このように、年会費無料であることから、気軽にカードを所持し、その他の特典を享受することが可能です。
基本ポイント還元率
セブンカード・プラスの基本ポイント還元率は0.5%~1.0%です。
この還元率は、クレジットカードの一般的な利用によるもので、それぞれの利用場所によって異なります。
たとえば、セブン&アイグループ(セブン-イレブン、イトーヨーカドー、デニーズなど)での利用では、200円ごとに2ポイントとなり、これが1%の還元率に相当します。
一方、JCB加盟店での利用やnanaco払いでは、200円ごとに1ポイントとなります。これが0.5%の還元率を示します。
これらのポイントは全てnanacoポイントとなり、1ポイント1円として利用することができます。こうしたポイントの付与は、クレジット請求月の5日にまとめて行われます。
家族カード・ETCカードの年会費
セブンカード・プラスは、家族カードやETCカードの発行も可能で、さまざまなシーンで利用することができます。特に家族とショッピングやレジャーに出かける際は一緒にポイントを貯めることが可能で、お得感を増すことができます。また、ETCカードを発行することで、高速道路の利用がスムーズになるだけでなく、ETC割引サービスを受けることもできます。
注目すべき点は、これらの付帯カードも年会費が無料であることです。
一部のクレジットカードでは付帯カードの発行に年会費が発生するものもありますが、セブンカード・プラスではその心配は無用です。家族カードもETCカードも無料で発行でき、その使用により発生するポイントも主カードのポイントと合算されます。つまり、一家全員でポイントを貯めることが可能なのです。
セブンカード・プラスのメリット
セブンカード・プラスは多くのメリットを持つクレジットカードです。まず、nanacoとの連携が強い点が挙げられます。このカードを持っているだけで、nanacoへのチャージが自動で行われ、そのチャージにもポイントが付与されます。さらに、セブン&アイグループ各店でのお買い物も2重でポイントがたまります。
また、イトーヨーカドーのハッピーデー・「8」のつく日には5%OFFでお買い物が可能です。年会費が無料となっているため、持ちやすいカードとしても知られています。さらに、会員向け優待がある点もメリットとなるでしょう。
nanaco搭載で買い物が手軽に
セブンカード・プラスならではの最大の特徴と言えるのが、nanacoが搭載されている点です。このおかげで、セブン&アイグループ各店舗での買い物が非常に手軽になります。
nanacoは、セブン-イレブンをはじめとするセブン&アイグループ各店舗で使用可能な電子マネーで、クレジットカード機能と一体化しているため、カードを1枚持っているだけで、クレジットカードとしての機能と電子マネーとしての機能を両方手に入れることができます。
また、nanacoにチャージするだけでもnanacoポイントが付与されるので、さらにお得にショッピングを楽しむことが可能です。
これらのメリットから、セブンカード・プラスは、セブン&アイグループの利用が多い人にとって特に便利なカードと言えるでしょう。
セブン&アイグループでのポイント2重取り可能性
セブンカード・プラスを使用すると、セブン&アイグループでのポイント2重取りが可能となります。具体的には、200円ごとに1ポイントが付与されますが、セブン&アイグループでのお買い物では、還元率が1.0%まで上がります。
これはとてもお得な特徴で、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&アイグループの店舗を頻繁に利用する方には大変魅力的です。また、このメリットはnanacoにチャージするだけでも享受することが可能です。nanacoへのチャージは200円ごとに1ポイント付与され、これによりポイントがより早く貯まる特長もあるのです。
セブンカード・プラスのデメリット
セブンカード・プラスには多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。まず一つ目が基本ポイント還元率の低さです。セブンカード・プラスの還元率は、基本的に0.5%となっており、他のクレジットカードに比べてやや低めです。
二つ目は、海外旅行保険が付帯していないこと。カード利用による保険付帯があると、海外旅行に行く際に安心感がありますが、このカードにはその機能が付与されていません。
三つ目はポイントの交換先が限られていること。主にセブン&アイグループでの利用に特化しているため、nanacoポイント以外への交換が可能なカードに比べると交換先が少ないです。
このカードはnanacoポイントを貯めることができますが、nanacoポイントの交換先は主にセブン&アイグループ内となります。加盟店は全国に広がっていますが、例えば家電量販店や大手スーパーなど、他のポイントサービスに比べて交換先が限られてしまうのが実情です。そのため、日常的にセブン&アイグループを利用する方にとっては便利なポイントサービスですが、利用範囲が広いポイントサービスを求める方にとっては少々物足りないかもしれません。
最後に、スマリボ(旧支払い名人)=リボ払いの利用に注意が必要です。金利が高めに設定されており、無計画な利用は避けるべきです。
まとめ:セブンカード・プラスが向いている人、向いていない人
とめると、セブンカード・プラスは主に以下のような人に向いています。
- セブン&アイグループ(イトーヨーカドー、セブン-イレブン、セブンネットショッピングなど)をよく利用する人
- nanacoを頻繁に使用する人
- ポイント還元や特典を活用しやすいカードを探している人
一方、以下の特性を持つ人は他のクレジットカードの方が適しているかもしれません。
- 定期的に海外旅行をする人(海外旅行保険が付帯していない)
- 高還元率のクレジットカードを求めている人(基本還元率が0.5%と低い)
- ポイントの交換先を多く求めている人(交換先が少ない)
以上が、セブンカード・プラスが向いている人、向いていない人の大まかな特徴です。